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白髪を抜くと増えるって嘘?本当?噂の真実と正しい対策

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髪を乾かしているときやスタイリングしているときにふと目についた白髪、あなたはどう処理していますか?

とりあえず目立つし気になるから抜いてしまうという方もいれば、抜くと増えるらしいから切るという方もおられるかと思います。

でも、本当に白髪って抜くと増えるの?そもそもどうしてできるの??

この記事では、白髪にまつわる噂の真偽や対策についてご紹介していますので、白髪でお悩みの方は是非ご参考にしてみてくださいね!

白髪を抜くと増えるって嘘?本当?

結論から申し上げますと、白髪は抜いたからといって増えることはありません。

なぜなら、髪の色は毛根で生成されるメラニン色素で決定されていて、白髪は何らかの理由で色素が足りていない場合に発生するからです。

色素が足りなくなる原因は、メラニン色素の生成に欠かせない酵素(チロシナーゼ)の減少と細胞(メラノサイト)の機能低下ですが、これらが起こる理由は、不規則な生活やストレス、病気や薬の副作用、遺伝的な要素…と多岐にわたります。

では、一体なぜ白髪は抜くと増えると言われているのでしょうか?

それは、抜いてなくなった白髪がまた新たに生えてくるとなんとなく増えたように感じたり、白髪を抜くと薄毛や頭皮トラブルの原因になることから「抜くと増える」という説が広まったものだと思われます。

白髪を抜くと薄毛になる!?

白髪を抜くと増えるという説に科学的根はないため嘘だと言えますが、抜いても問題がないかというと決してそうではありません。

まだ抜けるタイミングではない毛髪を無理に抜くと新たな頭皮トラブルにつながる場合もありますし、頭皮に限らず生えている毛を無理に引き抜くと毛嚢炎(もうほうえん)が起こりやすくなります。

毛嚢炎とは、毛穴の奥にある毛包に細菌が感染し起こるニキビや吹き出物のような皮膚トラブルで、悪化すると痛みや発熱を伴います。

また、白髪を抜き続けると髪の毛を生み出し成長させるために大切な、“毛母細胞”にダメージを与えてしまい髪の毛そのものが生えなくなる恐れもあるため注意が必要です。

白髪は染めれば目立たなくすることができますが、抜きすぎて薄毛になってしまっては元も子もありませんよね。

あとで後悔しないためにも、正しい対策を知り白髪と上手に付き合っていきましょう!

正しい対策は「切る」or「染める」

では、白髪が発生したらどうすれば良いのかというと、“切る”か、“染める”が基本の選択肢となります。

と言っても、後頭部など自分で手の届きにくい場所の毛を根本からカットするのは至難のワザ。

数本程度なら頑張ればなんとかなりそうですが、それ以上なら染めてしまうのが負担なく白髪と上手く付き合っていく方法です。

白髪を染める薬剤には、自宅で手軽に染められる“ホームカラー用”と、美容室で使用される“サロン用”がありますが、ホームカラー用のものは短時間で染まるよう薬剤が強めのものが多いので、頭皮の負担が気になる方は美容室で染めてもらうほうが無難です。

また、カラーリングの方法は大きく分別すると3種類ありますので、白髪の量や頭皮の状態によって使い分けましょう。

白髪を染める3つの方法

白髪を染めるカラー剤には主に、アルカリ性酸化カラー(白髪染め・ヘアカラー)・ヘアマニキュア・ヘアカラートリートメントの3種類があります。

それぞれのメリットやデメリット、染まり方の違いをご紹介しますので白髪染めを検討中の方はご参考にしてみてください。

アルカリ性酸化カラー(白髪染め・ヘアカラー)

一般的に、美容室で使われているカラー剤やホームケア用のものがこのタイプ。

アルカリ剤で髪の色を脱色(ブリーチ)し、キューティクルを開いて染料を髪の中に浸透させて染めるカラー剤です。

しっかり染め上がり色あせないのがメリットですが、脱色するので髪や頭皮に負担がかかるというデメリットもあります。

白髪染めとヘアカラーの違いって?

アルカリ性酸化カラーには、“白髪染め”と“ヘアカラー(一般的なカラーリング)”がありますが、どちらも髪の色素を抜き色を入れて着色します。

一般的に、白髪染めは白い毛がきれいに染まるようブリーチ力が低く染毛力が高め、ヘアカラーは黒い毛がきれいに染まるようブリーチ力が高く染毛力が低めになっています。

どちら良いかは、白髪の割合や希望の髪の色によって変わりますが、全体的に白髪の量が多い場合や頭頂部など目立つ部位の白髪が目立つなら白髪染めを選びましょう。

ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは髪の表面に染料を付着させて色をつけます。

白髪染めやヘアカラーのようにアルカリ剤を使ってキューティクルを開かないので、長く使い続けても髪や頭皮へのダメージが少ないのがメリットです。

ですが、髪の中に色素を入れず表面をコートするため、色落ちしやすかったりパーマがかかりにくくなるというデメリットがあります。

また、肌に付くと落ちにくいのでホームケア用の製品を使用する際は、顔や耳に薬剤が付かないよう注意が必要です。

ヘアカラートリートメント

ヘアカラートリートメント(白髪用トリートメント)は、染料をキューティクルを開かずに浸透または付着させ髪を着色します。

トリートメントやコンディショナーと同じ感覚で使用でき、髪や頭皮へのダメージも少ないため人気がありますが、染料が浸透しにくく色が抜けやすいというデメリットもあります。

市販のヘアカラートリートメントには、髪をコーティングして着色するヘアマニキュアタイプのものや、ヘナを混ぜたものなど様々な種類がありますが、どのタイプも一度で白髪を着色するのは難しく定着しにくいため、毎日~週に数回は使用し続ける必要があります。

今すぐはじめたい白髪対策

加齢による毛根部の機能低下や酵素不足による白髪をゼロにするのは難しいですが、ちょっとした心がけ次第で今以上に増えないよう予防することは可能です。

具体的な方法としては次のようなものがありますので、是非今日から実践してみてください。

生活習慣の見直し

まず第一に行いたいのが生活習慣の見直しです。

特に不規則な食生活や無理なダイエットは毛根や頭皮の栄養不足につながりやすく、近年増加している20代~30代の若白髪の原因にもなります。

食事は偏りなく色々な食材をバランス良く摂ることが望ましいですが、白髪にはメラノサイトの働きを活発にする“ヨード”や、メラニン色素の原料になる“チロシン”が良いとされています。

ヨードは海藻類に、チロシンは乳製品に多く含まれているので積極的にこれらの食材を摂取しましょう。

また、睡眠不足で自律神経の働きが乱れると血行が悪くなり新陳代謝がスムーズに行われなくなるため、規則正しい生活を送ることも大切です。

頭皮のマッサージ

頭皮の血流が滞っているとメラニン色素を生成するために必要な栄養素が細胞に届かなくなってしまいます。

シャンプーついでにできる頭皮マッサージを習慣化して血流を改善すれば、白髪だけではなく薄毛の予防や改善にも効果が期待できます。

やり方はとても簡単で、シャンプーをする時に指の腹で生え際から後頭部に向かってジグザグとスライドするよう揉んでいくだけ。

爪を立てたり力を入れて揉み過ぎると頭皮にダメージを与えてしまうので、気持ち良さを感じる程度の優しいタッチで行うようにしてくださいね。

ストレス解消

「ストレスは万病のもと」と言われるほど体に悪影響を及ぼします。

髪も例外ではなく、ストレスから自立神経が乱れることで血行が悪くなり円形脱毛症などの深刻な頭皮トラブルにつながることもあります。

ストレスを溜めないためにはもとをたつのが一番ですが、仕事や人間関係による避けられないストレスの場合には上手な解消法を身につけましょう。

一般的なストレス解消法には、ゆっくり深呼吸する、好きな香りを嗅ぐ、音楽を聴くなどがありますが、副交感神経を活性化させリラックスすることが大切です。

色々と試してみて、日常的に取り入れやすく短時間で気持ちをリセットできる方法を見つけましょう。

いかがでしたか?

老けた印象になりやすいため、見つけるとつい抜きたくなってしまう白髪。

前述した通り抜いたからといって白髪が増えるわけではありませんが、抜くことによるデメリットを考えると切るか染めて対処するほうが安心です。

これまでは加齢による要素が大きいとされてきた白髪ですが、最近では20代~30代でも若白髪に悩まされる方が増えてきています。

生活習慣の乱れは美しい黒髪を損なうだけではなく、肌や精神状態にも悪影響を及ぼしますので、規則正しい生活を送りいつまでも若々しさを保ちたいものですね。