なぜ美白化粧品を使ってもシミが消えないのか?その理由と対処法

美白効果があると言われている化粧品を色々試しているのに一向に顔のシミが消えない…。消えるどころかだんだん濃くなってきた…。
「一体どうすればシミは消えるの!?」こんなお悩みを持っている方、多いのではないでしょうか?
この記事では、本気でシミを消したい方必見の、シミが消えない本当の理由を解説しています。
理由と対処法が分かれば、美白化粧品を選ぶ際の迷いもシミもスッキリすること間違いなしです!
目次
選ぶ美白成分が間違っている
美白化粧品を使ってもシミが消えないのは、含まれている美白成分がシミを消す作用を持っていないからです。
市販で売られている美白化粧品の多くは、シミを消すものではなく予防するもの。
これではどんなに頑張ってケアをしても今あるシミを消すことはできません。
出来てしまったシミを消すには、メラニン色素を還元させる作用のある美白成分が配合された化粧品を選ぶようにしましょう。
メラニン色素を還元させる作用があると認められている成分は以下の通りです。
ビタミンC誘導体
ビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたビタミンC誘導体は、出来たシミに対して、
- メラニン色素の還元
- メラニン生成制御
- チロシナーゼ活性阻害
と3つの効果があるとても優れた成分です。
また、ビタミンC誘導体には抗酸化作用があるので、ニキビや毛穴、シワなどのエイジングケアにも有効です。
刺激があり肌を乾燥させる作用があるので、乾燥肌の人はセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が一緒に含まれたものを選ぶようにしてください。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは“お肌の漂白剤”と呼ばれるほど美白効果の高い成分で、
- メラニン色素の還元
- チロシナーゼ活性阻害
の2つの効果があります。
刺激が強く安定性が悪いため、以前は医師による処方が必要でしたが、現在では低濃度(2%以下)であれば化粧品にも使用できるようになりました。
美白効果が高いぶん、間違った使い方をしていると炎症や湿疹といった肌トラブルを招いてしまうこともあるので、使用方法や用量をきちんと守ることが大切です。
美白化粧品の正しい選び方は?
メラニン色素を還元させる、つまりシミを消す効果があるとされている成分は前述した通りですが、どんなシミにでも上記の成分が配合された化粧品を使えば良い、というものではありません。
なぜなら、化粧品もお薬と同じように成分の持つ効果が高ければ高いほど肌への刺激も強くなるからです。
刺激の強い成分は、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)の周期を狂わせ、本来はがれ落ちるべき角質を肌にとどめてしまうので、使用するとかえってシミが濃くなることもあります。
1~2ヶ月にわたって美白化粧品を使っているのに、シミが薄くならなかったり濃くなってくる場合は、今お使いの製品自体が肌に合っていない可能性大!
では、どうやって自分に合った美白成分を選べば良いのかと言うと、肌に刺激の少ない順に試して自分に合ったものを見つけます。
一見とても面倒ですが、実はこの手順を踏むことが結局は一番の近道で最短でシミを消す方法。
一般的に化粧品は、医薬品・医薬部外品・化粧品の3つに分類ができ、化粧品<医薬部外品<医薬品の順に作用が強くなり、美白効果が認められているのは医薬部外品と医薬品です。
一概に「医薬部外品だから効果がある」「化粧品だから効果がない」とは言えませんが、安価な美白化粧水などには有効成分が入っていないことも多いので、まずは医薬部外品の中から選んでみましょう。
シミの種類とケア方法について
シミの原因が紫外線だけではないように、シミにもいくつか種類があります。
もっとも多いタイプは加齢と共にあらわれる“老人性色素班”というもので、薄いものなら美白化粧品が効果を発揮してくれます。
ですが、輪郭がハッキリしていて定着しているものは、残念ながらメラニンの還元や生成を抑える美白化粧品での改善はみ込めません。
なぜなら、この場合のシミはメラニンが増えているからだけではなく、度重なる紫外線のダメージによって細胞が傷つき、皮膚の構造自体に変化が及んでしまっているからです。
輪郭がハッキリしてきたシミには、美白化粧品よりもレーザー治療が適しています。
シミの種類とケア方法については下記の記事で詳しくご紹介していますので、自分のシミがどのタイプでどんなケアが有効なのかを知りたい方は是非ご参考にしてくださいね!
★関連記事★ 顔のシミを消す方法 自力で消したい人におすすめのケア法と食べ物
ターンオーバーが乱れている
シミとは本来、紫外線から肌細胞を守るための大切な防衛反応で、その役目が終われば自然と剥がれ落ちていくものです。
しかし、紫外線や肌荒れ、加齢によってターンオーバーが乱れてくると、メラニンの排出作用が低下しシミが定着してしまいます。
ターンオーバーの乱れはシミだけでなく、シワ、たるみ、くすみなどお肌の悩みを増やしてしまうことにも繋がりますので、ピーリング化粧品などで古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常に整えましょう。
また、メラニンが生成されている間は保湿成分であるセラミドが不足していますので、肌の保湿も忘れないようにしてくださいね。
シミの原因が改善されてない
合わない化粧品を使っていたり、こする、たたく、引っ張るなどのスキンケアは、肌に炎症を起こしてしまいます。
一般的に肌の炎症と言えば、赤みやかゆみヒリヒリした痛みなどをイメージすると思いますが、実は表皮にあらわれていない軽度の炎症もシミの原因となります。
特に、敏感肌の方やアレルギー体質の方は角質層が薄く、ちょっとした刺激や異物にも反応しやすいので注意しましょう。
なぜなら、肌の炎症が慢性化すると、メラニンを作る指令を出すメラノサイトの過剰な活動がおさまらずシミを作り続けてしまうからです。
出来てしまったシミを消すためには、化粧品だけではなく日々のお手入れ方法も見直し、シミの原因となる肌の炎症を抑えるケアも必要です。
いかがでしたか?
今回は、シミが消えない理由とその対処法をご紹介させていただきました。
美白成分はシミの種類や人によって相性があるため、どの成分が効くかは一概には言えません。
また、お肌の状態によっても美白成分の効果は違ってきます。
美白化粧品を使う場合は、お試し品などがあれば一度それを試してみて、確認しながら自分に合うものを選ぶようにしてくださいね。
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