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究極のアンチエイジングクリーム!?保険適用薬“ヒルドイド”の噂と真実

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“ヒルドイド”という保険適用の処方薬が、アンチエイジングに絶大な効果があると話題になっているのをご存知ですか?

ヒルドイドは本来、皮脂欠乏症やアトピー性皮膚炎など、保湿機能の低下による乾燥が原因で起こる皮膚トラブルや、しもやけなどの血行障害改善のために使われる医薬品です。

それがナゼ“究極のアンチエイジングクリーム”と呼ばれているのか?副作用は?

などなど、今回はヒルドイドの気になる噂と真実に迫ります!

究極のアンチエイジングクリーム!?

冒頭でもご説明した通り、ヒルドイドは本来皮膚科で処方されることが多い医薬品で、日本では50年以上も前から血行障害を改善する治療薬として使用されています。

お薬ですから、効果が認められているのはもちろんですが、保湿剤として処方されるようになったのは1990年代。

決してアンチエイジング目的で作られたものではないのですが…

医師が認めたヒルドイドの効果

このヒルドイドローション、実は乳液の代わりに顔に塗るとお肌がツルツル・スベスベになります。私の正直な感想を言うと、3万円の高級乳液より効果があると思います。

引用:札幌美容形成外科院長の日記

顔にはヒルドイドローションかビーソフテン油性クリーム、手の指や踵のヒビ割れにはヒルドイドソフト軟膏を塗ります。塗ると翌日には肌はスベスベです。高価な美容液や美容クリームよりも効き目があります。

引用:こやの皮フ科院長ブログ

美容外科や皮膚科の先生が「高価な化粧品より効果がある」と発言しているのですから、美容を意識している女性の間で話題になるのも頷けます。

また、ネット上では美容マニアだけではなく、医療関係者や美容関係者も「肌にハリが出る」「シワが消えた」「クマが消えた」と、とにかく一度使うと手放せない様子。

常に美肌を保たなければならない、モデルや芸能人にも愛用者は多いようです。

アンチエイジング効果はあるの?

ヒルドイドの【効果・効能】

皮脂欠乏症、進行性指掌角皮症、凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、
血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)、血栓性静脈炎(痔核を含む)、
外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎、筋性斜頸(乳児期)

引用:ヒルドイド使用説明書

ヒルドイドの主成分は“ヘパリン類似物質”と呼ばれるもので、私たちの体の中にもともと存在するヘパリンに似せて作られた物質です。

ヘパリン類似物質には、高保湿作用、血行促進作用、抗炎症作用がありますので、美容クリームとして使用してアンチエイジング効果が得られるいうのは、主に下記のような理由からだと考えられます。

①高保湿作用・・・肌の潤いを取り戻し乾燥によるシワやくすみを防ぐ

②血行促進作用・・・新陣代謝を活発にしターンオーバーの乱れによるシミやクマを防ぐ

③抗炎症作用・・・炎症をおさえ肌を正常な状態にしニキビや肌荒れを防ぐ

美しい肌に欠かせない条件は、血行が良くターンオーバーがスムーズに行われ、角質層の潤いが保てていることですから、それをサポートしてくれるヒルドイドには、確かにアンチエイジング効果がありそうです。

ヒルドイドについてもっと詳しく!

ヒルドイドには、ローション、ソフト軟膏、クリームと使用感が異なる3タイプがありますが、配合されている有効成分は全て0.3%です。

市販薬ではないため、購入するには処方箋が必要ですが、皮膚科や小児科では肌の乾燥治療薬としてよく出される安全性の高いお薬なので、処方してもらうのはそう難しくありません。

でも病院は、こちらが決めた薬を選んで購入できる薬局ではありませんから、症状や伝え方によっては別の薬を処方される場合もあります。

ヒルドイドの値段は?

ネット上では「200~300円で買えてコスパが良い!」という話も見かけますが、この200~300円というのは薬代のみを3割負担した金額です。

病院で診てもらえば、薬代以外にも初診料(再診料)、処方料、薬剤情報、などが必要なので大体1200円くらいの負担になります。

1回の診察で大量に処方してもらうと1本あたりの値段は安くなりますが、本当に全身に塗る必要性がなければ大量に処方してもらうのは難しいでしょう。

副作用はないの?

ヒルドイドに限らず、どんな薬にも副作用や、お肌に合う合わないは必ずあります。

また、目に見える肌トラブルがあらわれなくても、界面活性剤入りのクリームを長期間使い続けることで将来的に害が出る可能性もあります。

しかし、ヒルドイドは1990年代から保湿剤と使用されていて歴史があること、皮膚科や小児科でも広く使用されていることを考えると安全性は高いと言えます。

使う時の注意点

ヒルドイドには血行を良くする働きがあるので、傷口やただれている所、目には使用しないでください。

アトピー性皮膚炎やニキビへの使用は有効成分の作用で悪化する恐れもありますので、必ず専門医を受診し医師から指導を受けてください。

また、使用説明書には「妊娠中の投与に関する安全性は確立していない」と記載されていますが、ステロイドより副作用の心配が少ないことから処方される場合もあるそうなので、妊娠中の方は、かかりつけの病院で相談してみてくださいね。

アンチエイジングとヒルドイド

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ヒルロイドは、モデルや芸能人も使用していること、実際に使用した方がアンチエンジング効果を実感していること、また、美容皮膚科でもすすめられるといった背景からアンチエイジングクリーム扱いで話題となりました。

でも、ここまで読んでくださった方には“ヒルドイドは安く手に入るアンチエンジング用の美容クリームではない“ということはご理解いただけたかと思います。

美容目的での使用は税金の無駄遣い?

様々な情報が飛び交ったことで、ネット上では「美容目的で保険適用薬を使用するのは税金の無駄遣い」「モラルがない」といった批判の声も多く見られました。

確かに、何の肌トラブルもないのに保険適用薬を使用する人が増えるのは問題だと思います。

また、処方薬を自己判断で乱用すると思わぬ肌トラブルにつながる恐れもあります。

しかし、“医療目的“か“美容目的“かという判断は、個人の悩みの深さにもよりますし、どちらなのか線引するのは難しいと思います。

乾燥肌をそのまま放っておくと、バリア機能が弱まり様々な皮膚疾患を引き起こしますし、市販の化粧品を塗っても改善しない深刻な乾燥肌は、皮脂欠乏症の可能性も考えられます。

そう考えると、乾燥肌で皮膚科を受診してヒルロイドを処方してもらうことは、何もおかしなことではないように思うのです。

そもそも、何の肌トラブルもない人が、わざわざ皮膚科を受診してまでヒルドイドを欲しがることもないですしね。

類似製品と個人輸入について

「保険適用薬なのはわかったけど使ってみたい!」

「皮膚科に行くのは面倒だから、市販で似た製品はないの?」

そう思われる方も多いのではないでしょうか。

ヘパリン類似物質の含有量やその他の配合成分がヒルドイドと全く同じという製品はありませんが、有効成分であるヘパリン類似物質を含むクリームは多数あり、ドラッグストアでも購入できます。

通販で購入したい方は、「ヘパリン類似物質 通販」で検索すれば、色んな製品が見つかりますよ。

また、ヒルドイドは海外でも販売されていて、同じ内容のものを個人輸入で購入することもできますが、トラブルの有無や安全性等、こちらで確認ができておりませんのでご紹介するのは控えさせていただきますね。

いかがでしたか?

医薬品に配合されている保湿成分には、今回ご紹介したヘパリン類似物質以外にも、セラミドや尿素、ワセリンなどがあります。

それぞれ性質が異なるため、症状によって効果は変わってきますし、その他の配合成分によってもお肌に合う合わないは違ってきます。

また、医薬品だから安全というわけではなく、使用感を良くしたり品質保持のため合成界面活性剤や防腐剤なども配合されています。

「話題だから」「モデルが使っているから」といった理由だけで安易に医薬品を常用してしまうと、かえって症状を悪化させてしまう恐れもありますので、専門医にご相談の上、あなたに合った保湿剤を選んでくださいね。