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ホホバオイルでのクレンジングは肌に悪い?正しいやり方と使用上の注意

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肌に負担をかけずにメイク落としができると話題になっているホホバオイルを使ったクレンジング。

確かに、合成界面活性剤やシリコーン油などのケミカル成分を使わずに済めばお肌への負担が減らせそうですよね。

でも…そもそも、ホホバオイルでメイクはきちんと落ちるの?と疑問や不安を感じてしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな疑問をまとめて解消するホホバオイルを使った正しいクレンジングのやり方や、使用上の注意点などをご紹介します!

ホホバオイルでメイクは落とせる?

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まず第一に、保湿用のホホバオイルでメイクがきちんと落とせるのか?気になりますよね。

メイクや皮脂はいわゆる“油汚れ”なので、ホホバオイルやオリーブオイルなどの油であれば浮かすことができます。

ただし、市販のクレンジング剤のように油と水を混ぜる作用のある合成界面活性剤は含まれていませんので、サッと洗い流してスッキリ!…というわけにはいきません。

浮かした油汚れは、天然・合成に関わらず界面活性剤を含んだ洗顔料で落とす必要があります。

つまり、ホホバオイルだけでメイクを完全に落とすことは難しく、ホホバオイルで浮かしたメイク汚れを洗顔料で落としてはじめて市販のクレンジング剤と同じ役割を果たしてくれます。

ホホバオイルでのクレンジングは肌に悪い?

ネット上ではホホバオイルをクレンジングとして使用することへの是非が問われていますが、果たして本当に肌に悪いのでしょうか?

使用する前にその効果やデメリットなどを理解しておきましょう。

ホホバオイルの美容効果

■スキンケア用オイルの脂肪酸の割合

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ホホバオイルの特筆すべき点は安定性が高く酸化や変質を起こしにくいこと。

これは、他の美容オイルには見られない特長で、全体の50%に皮脂の主要成分でもある“ロウ”が含まれているためです。

保湿力を発揮する“オレイン酸”はオリーブオイルや馬油に比べると少ないものの、その分サラッとしていて肌になじみやすく、皮脂腺や汗腺の働きを妨げる心配もありません。

また、肌の再生を促す“パルミトレイン酸”を含んでいますので、アンチエイジングケアにも向いている美容オイル。

よほど大きな肌トラブル(皮膚アレルギーや治癒していない傷など)がない限りは安心して毎日お使いいただけます。

ホホバオイルクレンジングのメリット

ホホバオイルをクレンジングに使用するメリットは、合成界面活性剤を使わずにメイクを落とせること。

最近では、肌に負担をかけにくいクレンジング剤もたくさんありますし、“合成界面活性剤入りの化粧品=肌に悪い”というわけではありません。

ですが、敏感肌や乾燥肌の方で肌のバリア機能が著しく低下している場合、合成界面活性剤入りの化粧品を使用すると吹き出物や皮ムケといった肌トラブルのもとになることが多いのも事実。

敏感肌の方や生理前などのお肌がデリケートになっているときには、合成界面活性剤を使用せずに済むホホバオイルでのクレンジングは強い味方となってくれます。

ホホバオイルクレンジングのデメリット

最大のデメリットは、オイルでメイクを浮かせてから拭き取って洗顔しなければいけないため、通常のクレンジング剤よりも手間がかかることです。

また、ネット上ではホホバオイルをクレンジングとして使用して、吹き出物ができた、肌が乾燥しやすくなったなどの報告も見られます。

ですが、これらの肌トラブルの原因はホホバオイルそのものよりも使用方法に問題あると考えられます。

その他にも、ベタベタ感が残る、メイクがキレイに落ちないといった意見もありますが、次の章でご紹介する正しいやり方でクレンジングを行えば解決しますよ!

ホホバオイルクレンジングのやり方

通常のメイク落とし

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(1)500円玉大のホホバオイルを手の平に取り広げ、鼻 → 口まわり → 髪の生え際 → 頬 の順で素早くメイク汚れとなじませる。

(2)2~3枚重ねたティッシュで浮いてきたメイク汚れをやさしく吸い取る。(※こすると肌トラブルの原因になるので注意!)

(3)よく泡立てた洗顔料で肌に残ったオイルを包み込むよう洗顔する。(※ベタつきが気になる場合は二度洗いする。)

メイクを落とす際は肌をこすらないよう注意し、浮いてきた汚れは拭き取るのではなく吸い取るのがポイントです。

また、ティッシュオフした状態で油っぽさやメイクが残っていても、次のステップの泡洗顔で落ちるので手早く行いましょう。

濃いアイメイクの落とし方

重ねづけしたマスカラやアイラインは落ちにくいので、最初にオイルをなじませティッシュオフしてから通常のメイク落としを。

この方法だと二度オイルをなじませることになるため濃いアイメイクも落としやすくなります。

毛穴の黒ずみ・角栓のケア

毛穴の黒ずみや角栓が気になるときは、湯船につかって毛穴を開きホホバオイルで軽くマッサージしてから洗顔しましょう。

オイルが毛穴に詰まった皮脂汚れを浮かして取れやすくしてくれます。

マッサージで取れない頑固な角栓は、たっぷりとオイルを含ませた綿棒を2本用意し、はさんで軽く押し出すようにするとスルッと取れますよ。

敏感肌・乾燥肌のクレンジング法

肌のバリア機能が低下している敏感肌や乾燥肌の方は、通常のメイク落としの手順(1)(2)を2回行い、蒸しタオルを10秒ほど顔にあてて残った汚れを吸い取ってからぬるま湯のみですすぎます。(※ダブル洗顔はしない。)

洗顔をはぶくことで必要な皮脂は残し、肌の表面についた汚れのみを落とすことができます。

ただし、炎症を起こしているニキビのある方はこの方法で悪化するおそれがあるため、まずは皮膚科専門医へのご相談をおすすめします。

洗い流せるクレンジングの作り方

どんなに肌にやさしくても、手早くメイクを落としたいときに洗い流せないのはやっぱり不便ですよね。

そこでおすすめのなのが、液体石鹸とホホバオイルを1:1程度の割合で混ぜて作る洗い流せるクレンジング。

ナチュラルメイクや日焼け止めくらいなら、この手作りクレンジングを乾いた状態の肌になじませて洗い流せばキレイに落ちます。

ホホバオイルを多めにするとしっとり、液体石鹸を多めにするとさっぱりした仕上がりになるので使用感の好みによって適量調節してみてください。

オイルが少なすぎるとメイクを落とす働きが弱まるので、その都度メイクの濃さにあわせて作ってみてくださいね。

クレンジングにおすすめのホホバオイル

ホホバオイルは大きく分けると、生の実をそのまま搾った黄金色のものと精製された透明のものとの2種類があります。

製造方法の違いから、一般的には黄金色のものは保湿力が高いのですがお値段も透明のものと比べると高め。

クレンジング目的で使用する場合、量をケチってしまうと肌トラブルの原因にもなるのでリーズナブルな透明のものを選びましょう。

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手に入りやすく人気があるのは無印良品のホホバオイル。

ホホバの種子を圧搾法で抽出し精製したオイルで、お値段は、50ml 900円・100ml 1600円・200ml 2,500円(税込)とリーズナブル。

全国の大型店舗か無印良品公式オンラインストアで手に入ります。

いかがでしたか?

ホホバオイルは開封したあとでも常温で2年くらいはもつので1本常備しておくと本当に便利。

べたつきにくく肌になじみやすいので、クレンジングにはもちろんスキンケアやボディケア、ヘアケアにも使用できます。

特に肌トラブルのない普通肌の方でも、ちょっと肌が敏感に傾いてるなと感じたときや日焼けしてしまったときなどにはホホバオイルクレンジング。

是非お試しになって、1日頑張ったお肌をいたわってあげてくださいね!