“オロナイン”と言えば、昔ながらの傷薬として広く知られていますが、実は鼻の角栓や黒ずみ対策にも活用できるとご存知ですか?
美容研究家の佐伯チズさんも、肌が敏感に傾いたときのSOSケアに使用しているそうですが、オロナインの実力が最も実感できるのは毛穴ケアです。
気持ちいいほど鼻の角栓や黒ずみがゴッソリ取れるので、病みつきになってしまったという方も…。
小鼻の汚れもキレイに取れてツルツルになるので、ぜひ一度お試しになってみてください。
オロナインパックが鼻の毛穴ケアに適している理由
オロナイン軟膏の成分をチェック!
オロナイン軟膏に含まれる主な有効成分は、殺菌・抗菌作用の高い“クロルヘキシジングルコン酸塩液”です。
この成分により、傷やあかぎれ、ひび、しもやけなどに効果があるとして広く親しまれています。
また、オロナイン軟膏は“親水性軟膏”で、グリセリンやワセリン、オリブ油などの保湿剤の他、“自己乳化型ステアリン酸グリセリル[ステアリン酸グリセリル(SE)]”が配合されています。
自己乳化型ステアリン酸グリセリルって?
自己乳化型ステアリン酸グリセリルは、多くの化粧品や美容クリームに使用されている天然由来の合成界面活性剤です。
界面活性剤には、本来混ざらない水と油をなじませたり成分を浸透させる働きがあります。
その作用が毛穴に詰まった汚れを浮かせるのに役立ち、角栓を取れやすくしてくれます。
さらに、殺菌作用・抗菌作用があるため、オロナインを活用したパックは鼻の毛穴汚れケアに適していると言えます。
ですが、界面活性剤が肌に合わない方はオロナインも合わない可能性があるため注意が必要です。
鼻の角栓はパック+オロナインで解消!
オロナインパックのやり方
<準備するもの>
・オロナイン軟膏
・剥がすタイプの毛穴パック(※肌が敏感な方はなくても可)
1.洗顔してから鼻にオロナインをたっぷり塗る。
(※肌が隠れるくらいたっぷり塗るのがポイント!)
2.10~20分程度しっかりと浸透させる。
(※ラップをかぶせて半身浴すると毛穴が開いて効果UP!)
3.オロナインをぬるま湯で洗い流す。
(※肌が敏感な方は洗顔剤をよく泡立て転がすように洗って終了です)
4.剥がすタイプの毛穴パックを行う。
(※使用方法は製品の説明書に従って行ってください)
5.冷水で引き締めたあと通常通りのお手入れをする。
(※必ず冷水か冷やした化粧水で毛穴を引き締めてください)
剥がすタイプの毛穴パックには強力な角栓除去作用があり、肌の刺激となりやすいためやり過ぎは禁物です。
週に1回~10日に1回くらいのペースで行いましょう。
角栓が取りきれなかった場合も、剥がすタイプのパックを使用しないオロナインパックの回数を増やして様子を見てくださいね。
鼻の黒ずみはパックとオロナインで取れる?
毛穴の黒ずみの原因は主に4つあり、オロナインパックで取れるものと取れないものがあります。
黒ずみの原因と解消法は次のとおりです。
1.毛穴にたまった汚れ
オロナインのみを使用したパックを数回行うとだんだん薄く目立たなくなります。
蒸しタオルで毛穴を開いたり、入浴中にサランラップをかぶせてオロナインパックを行うとより効果的です。
2.酸化した角栓
オロナインと剥がすタイプのパックを併用すると、酸化して黒ずんだ角栓ごとスッポリ取れます。
パック後は角栓が詰まっていた毛穴が開いたままの状態になるため、冷水で引き締めたあと保湿ケアもしっかり行ってくださいね。
3.うぶ毛
剥がすタイプのパックを使用すると、うぶ毛の処理も同時にできます。
肌が敏感な方は刺激の強いパックは控え、電気シェーバーなどで処理しましょう。
4.色素沈着
ザラつきや角栓がなくうぶ毛を処理しても毛穴が黒ずんで見える場合は、紫外線やこすり過ぎなどのダメージによる色素沈着の可能性大です。
メラニンによる黒ずみは、オロナインパックや毛穴ケアでは解消できません。
美白ケアと紫外線対策を行いましょう。
いかがでしたか?
ネット上では、今回ご紹介したオロナインパック以外にも様々な使い方が紹介されています。
有効成分による殺菌作用や抗炎症効果が期待できるため、ニキビの治療薬として愛用している方も多いようです。
ですが、オロナイン軟膏はあくまでも医薬品。
きちんと効能を理解した上でスキンケアの補助として活用するにとどめ、お肌に異常が見られた場合は使用を中止してくださいね。