ニキビの中でも頑固で治りにくく、ニキビ跡にもなりやすい“顎ニキビ”。
顎ニキビは男性にも女性にも多いお悩みで、顎や口周りにポツッとできたと思ったらフェイスラインや首にまで広がってしまうこともあります。
一度できてしまうと悪化しやすく、繰り返しできることが多いため予防が最善の治療薬!
今回は、顎ニキビができる意外な原因や、タイプ別の治し方をご紹介します。
顎ニキビの意外な原因
一口に顎ニキビと言っても、ニキビができる原因は人それぞれですし年齢や症状によっては治し方もかわってきます。
まずは、自分の顎ニキビはどのタイプなのかをチェックしてみましょう。
顎全体にニキビや毛穴の黒ずみがある
■角化不全タイプ
顎全体にニキビが見られる場合は、ターンオーバーの乱れやバリア機能の低下が原因で引き起こされた角化不全による毛穴の詰まりが考えられます。
また顎は、胃腸の不調があらわれやすい場所なので、暴飲暴食や冷たいももの摂り過ぎなどが原因となっている場合もあります。
顎からフェイスラインにニキビがある
■ホルモンバランスタイプ
顎からフェイスラインにかけては、ホルモンバランスの影響で大人ニキビがあらわれやすい部位です。
不規則な生活習慣や無理なダイエットなどが原因で、男性ホルモンが過剰に分泌されるとフェイスラインにニキビができやすくなります。
顎にしこりのようなニキビがある
■肥厚性瘢痕タイプ
しこりのようなニキビやニキビ跡は、“肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)”と呼ばれるもので、肌の深部にまでダメージが及び皮膚組織が破壊された状態。
繰り返しできるニキビの強い炎症が原因で起こりやすく、赤みや膨らみ、痒みや痛みといった不快な自覚症状を伴うこともあります。
顎から首にかけてニキビがある
■ストレスタイプ
首にできるニキビは、フェイスライン同様にホルモンバランスが関係している他、ストレスによる自律神経の乱れや冷えも原因に。
ストレスがたまると男性ホルモンが過剰に分泌され皮脂分泌が活発になるため、ニキビの原因となるアクネ菌も増殖しやすくなります。
顎ニキビの原因は男女でちがうの?
年齢別!男性と女性の皮脂分泌量
グラフをご覧いただくとおわかりになるように、成人男性と成人女性では皮脂量が倍近くもちがっています。
また、女性は成人後に皮脂量が減少していくのに対し、男性の皮脂量は30代をピークにあまり大きな変化はありません。
ニキビの炎症を引き起こすアクネ菌は、過剰に分泌された皮脂が原因で増えるため、女性よりも男性のほうが大人になってもニキビができやすいと言えます。
しかし現実には男女関係なく、顎ニキビに悩まされる方が多いのは次のような理由からです。
ホルモンバランスの影響
近年では、女性も男性と同じようにフルタイムで働き責任ある仕事を任されることから、ストレスを抱え込み男性ホルモンが増加しているケースが多く見られます。
たとえ女性でも、男性ホルモンが増え皮脂が過剰に分泌されると、結果的には男性と同じで過剰な皮脂が原因でアクネ菌が増殖してしまうことに。
特に顎は、ホルモンバランスの乱れや体調不良の影響があらわれやすい部位。
他の部位にはニキビができないのに、顎にだけ繰り返しできてしまう方は、まずはホルモンバランスの乱れを疑ってみましょう。
髭剃りによる肌の乾燥
成人を過ぎても皮脂量にはあまり変化のない男性ですが、顎はおでこから鼻にかけてのTゾーンと比べると皮脂量が少ない部位。
そのため、よほど不潔にしていない限りは、皮脂量そのものよりも髭剃りによる肌の乾燥から起こる毛穴詰まりが顎ニキビの原因だと考えられます。
また、睡眠不足や暴飲暴食といった不規則な生活が原因でホルモンバランスを乱す割合は、女性よりも男性のほうが多いと言われています。
タイプ別!顎ニキビの治し方
角化不全タイプ
顎全体にニキビや毛穴の黒ずみが見られる角化不全タイプは、肌のターンオーバーの乱れから毛穴が詰まりやすい状態になっています。
ニキビができるとつい何度も洗顔してしまいがちですが、皮脂を取り過ぎると肌を守ろうと角質層が厚くなり、かえってニキビができやすくなるのでNG!
ターンオーバーを整えニキビを防ぐには、たっぷりの水分補給と保湿、皮脂を取り過ぎないケアが基本です。
また、毛穴の黒ずみやニキビ跡には、古い角質を除去し肌の再生を促してくれるピーリングケアを週に1~2回行うのもオススメ。
ピーリング剤は正しく使えば繰り返す顎ニキビの改善に役立ちますが、炎症ニキビがある場合は悪化するおそれがあるため、美容皮膚科で専門医に相談して行ってもらいましょう。
ホルモンバランスタイプ
顎からフェイスラインにかけてニキビが見られるホルモンバランスタイプは、まず第一に生活習慣を見直しましょう。
食事は偏っていませんか? 睡眠時間は足りていますか? 運動不足になっていませんか?
これらを見直しても治らないときや、生活環境から見直すのが難しい場合には、美容クリニックでホルモン治療を受けるという選択肢もあります。
ホルモン治療と聞くと、なんだか少しこわそうなイメージもありますが、フェイスラインニキビには最も有効性が高いと言われています。
ただし、ホルモン治療を受けられるのは成人女性のみ、使用する薬剤によっては受けられる条件も異なります。
肥厚性瘢痕タイプ
顎にしこりのようなニキビやニキビ跡が見られる肥厚性瘢痕タイプは、肌の表面ではなく深部にまでニキビの炎症によるダメージが及んだ状態。
そのため、セルフケアだけでの改善は難しく、完全に治すには美容クリニックでの治療が必要となります。
美容クリニックでは、症状にあった内服薬の処方やレーザーに治療が行われます。
ニキビ跡の肥厚性瘢痕は、ケロイド体質の方(本来治るはずの傷が過剰な生体反応によって赤く盛り上がりやすい方)に起こりやすい症状。
治療も大切ですが、赤みやしこりが残りやすいため体質ということをふまえ、炎症性ニキビができないよう生活習慣にも気をつけましょう。
ストレスタイプ
近年、ニキビを悪化させる大きな原因のひとつに、男性ホルモンの過剰分泌が関係していることが明らかになってます。
ストレスを感じると、“コレチゾール”という男性ホルモンを刺激する抗ストレスホルモンが分泌されます。
このホルモンの影響で皮脂が増えたり、ターンオーバーがスムーズに行われなくなってしまいますので、ストレスはためずに上手に解消することが大切。
解消法は人それぞれだと思いますが、一般的には、好きな香りを嗅ぐ・深呼吸する・軽い運動で汗をかく、などが有効とされています。
ストレスは顎ニキビだけでなく、重大な病気を引き起こす原因にもなりますので軽く考えず、是非この機会に上手な解消法を見つけてくださいね。
顎ニキビには専用のスキンケア製品を
ニキビができているとついつい、ニキビ用と謳っているスキンケア製品を選んでしまいがちです。
でも、ニキビ用製品のほとんどは皮脂が原因でできる思春期ニキビを対象に作られているため、乾燥が原因で繰り返す大人の顎ニキビにはNG!
脱脂効果が強すぎるため、乾燥からニキビの原因となる毛穴詰まりを起こしやすくなってしまいます。
かといって、保湿目的で油分や肌の刺激となる成分が含まれている製品も良くありませんから、スキンケアには顎ニキビ専用のものを使用しましょう。
また、どんな原因でニキビができているにせよ、炎症を起こした肌はとても敏感になっているため、化粧品に含まれる成分が刺激となって悪化する恐れもあります。
顎ニキビを繰り返さないためには、スキンケア製品も慎重に選ぶことが大切です。
スキンケア製品を選ぶときのポイント
どんなに効果があると宣伝されている製品でも、結局は実際に試してみなければ自分の肌に合うかどうかはわかりません。
特にニキビができている肌はデリケートなのでもし肌に合わなければ、無駄なお金を使った上にニキビが悪化するという最悪の結果に…。
そんな悲しい結果になってしまわないよう、購入の際は返金保証がついているものを選びましょう。
次にご紹介する顎ニキビや大人ニキビ専用のスキンケア製品なら、肌に合わなければ開封して商品を使い切っていても返金してくれるので安心して試せます。
顎ニキビケア化粧品 メルライン
メルラインは顎ニキビ専用に作られた、合成香料・着色料・鉱物油・石油系界面活性剤・パラベンフリーのオールインワン無添加コスメ。
美容クリニックでも販売されている製品ですから、男女問わず安心して使用できます。
リラックス効果の高い天然のアロマオイル配合なので、ホルモンバランスの乱れやストレスが原因の顎ニキビにも最適。
また、公式サイトからの申し込みなら180日間の返金保証がついているため、万が一お肌に合わなかった場合も安心ですよ。
大人ニキビケア化粧品 パルクレールジェル
パルクレールジェルは、炎症を抑える作用がありニキビ痕を防いでくれる“アラントイン”と、美白作用のある“プラセンタ”が配合された無添加のニキビ用ジェル。
大人の顎ニキビ改善に重要なバランスの取れた保湿ケアもコレひとつでOK!
この製品には、ニキビ用のカラーコントロールついているセットもあるので、気になる赤みやニキビ痕をカバーしながらケアできますよ。
永久返金保証がついているので安心して試せますし、肌の悩みを相談できるフリーダイヤルのサポートもあります。
いかがでしたか?
顎ニキビは繰り返しできることが多いため、治らないとあきらめてしまう方も多いようです。
でも、しっかりと原因を突き止めて、正しい方法でケアすれば必ず良くなってきます。
“肌は腸を映す鏡”とも言われていますから、食生活にも気を配り外食やコンビニ食になってしまうときは、食物繊維の摂れる野菜サラダなども加えましょう。
どのタイプの顎ニキビでも、体の内側からと外側からのダブルケアを行うことが改善への近道です!
ニキビケア特集
⇒「ワセリンはニキビに効く?悪化を招く間違った使い方と正しいケア法」
⇒「医師推奨の赤ニキビの治し方 1日でも早く治したい方必見!」